子供の頃の記憶です。
こんな光をよく見ていた気がします。
隠れんぼでもぐり込んだ、どこかの納屋の隙間に射し込む光です。
夏休み 暗がりに膝を抱えて息をひそめ、「もういいかーい!」の声やセミの鳴き声を遠くに聴いています。
汗をダラダラ流しながらじっとして見回していると、板壁の隙間から滲んだように射し込む光が見つかります。
そこにあったのは、外の景色ではなく、ただの夏の光だった気がしています。
並べ替えてみると、当たり前だけど全然違ったものになります。
赤や青や黄色や緑を細かな線で何度も塗り、その上から薄く白を重ねていきます。
写真でうまく伝わっているのか不安ですが、とても綺麗な色なのです。
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