ハルパリ日誌
2013年2月26日火曜日
水の中から
子供の頃母の田舎は、近所に泳げる川がありました。
夏休みのたびに遊びに行っては、いとこ達と毎日のように通っていました。
広々とした川ではなく、山間の岩だらけの川でした。
大きな岩の根っこに深いくぼみがあり、石を抱えて仰向けに沈んでいくと、だんだんに水面が遠くなります。
川底に背中が当たると、ずいぶん遠いところに来たような気になっていました。
そこから見る太陽のきらめきや、耳をふさぐゴーゴーという音やなんかを忘れていません。
2013年2月23日土曜日
機械の中身
壊れたままで捨てられずにいたステレオアンプの中を覗いてみました。
丁寧にビスを外しケースを取ると、驚くほどの量の部品がギッシリと行儀良く並んでいました。
古いアンプです。何十年もの間、一つ一つの部品たちが来る日も来る日も休まずここで働き続けて来たのでしょう。
ご飯を食べてお風呂に入るといった楽しみもなく、じっと動かずに働いていたのです。
どこがどう壊れているのか『文系機械好き』の僕にはわかりません。
大好きだったアンプです。そっと蓋を閉じながら、いつか修理しようと誓いました。
・・・という訳で、思い出しながら機械の中身をピースに描こうと思ったのですが、似ても似つかないものになったのはご覧のとおりです。(汗)
2013年2月22日金曜日
窓の外 冬の庭
寒い日が続きます。
みどりのすっかり減ったせまい庭で元気なのは、ペンキの剥げた塀に掛けたプランターのセダムぐらいです。
庭をスケッチし、そこからどんどん足したり引いたりして線を引き、色をのせてみました。
陽射しがある時間は眩しいほどですが、陽が落ちると凍えるような風が吹きます。
春が待ち遠しいですね。
2013年2月17日日曜日
一周年! 原点に戻って。
このブログを始めて、ちょうど一年が経ちました。
昨年暮れには、個展を開催することもでき、たくさんの人に実物を見ていただきました。
これからも様々に試行錯誤しながら作り続けていきたいと思います。
原点に戻って、しかし、ちょっとチャレンジで大きなサイズで作ってみました。
一つ一つのピースを、ただひたすら丁寧に着色しました。
大きいということは、それだけで力があります。
並べ替える楽しさや、ニュアンスの複雑さが何倍にもなる気がします。
2013年2月14日木曜日
種 (たね) ソーマキューブ
ソーマキューブ を、大きなひとつの種と考えて作ってみました。
置いてあるキャラメルは大きさの比較用です(笑)
外側の赤褐色は、冬の厳しさを軽々と乗り越えてしまいそうな力強い色です。
内側にぎっしりと栄養を蓄え、春を待っている種です。
2013年2月8日金曜日
ストライプ
たよりない線のストライプです。
とても地味な色合いで、しかもヨレヨレの線なのですが、手に取るとシンとした味わいがあります。
濃い色の上に薄い色で線を引くのではなく、薄い色を濃い色で追い込んでいって線に残します。
色々なものに見える気がするのですが、ピッタリとなんであるかが思いつけずにいます。
思いつかれた方は、是非コメントくださいね!
2013年2月7日木曜日
小さな春 植樹
以前に作った「小さな春」というタイトルの街に木を植えてみました。
ちょっとだけ暖かい風景になりました。
春が近づいています。
2013年2月4日月曜日
パウル・クレー のように
パウル・クレーのモチーフにある格子模様の絵画のように、木片に着色してランダムに並べてみました。
並べ替えるごとに違った物語が聴こえてくる気がします。
2013年2月1日金曜日
海辺の街
海辺の街です。
ちょっと厳しい冬の海?です。
並べ替えると入江を作ることもできます。
春になったら、暖かそうな海を作ってみたいです。
CDケースほどの小さな世界です。
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