幸せな色

寒い日が続きます。

本当に寒いと暖かそうなものが作りたくなってきます。

柔らかくてホンワカした色たちを集めてみました。


眺めていると、ほんのちょっとだけ暖かな気持ちになれる気がします。

秋のなごり と 小さな春

久しぶりに庭に出てみました。

ハナミズキの枯葉で埋まっています。

アトリエの軒下にワインの空き箱に土を入れてプランターにしていたのですが、植えた覚えのないものが勝手に育っています。

どこからか飛んで来て芽を出したもみじがいるのは知っていたのですが、まだ紅葉した葉っぱを残していてくれました。

小さな秋の名残です。


すっかり寒くなってきて、我が家のまきストーブも出番が増えました。

アトリエの中も石油ストーブがありますが、何しろ全面がガラスなので夜中は冷えます。

そこで、ちょっと暖かそうな風景を・・・。

小さな春です。

冬の色

 冬の色です。

水たまりに落ちた枯葉と、水たまりに映る青空です。

個展の最中は突風が吹いたり雨が降ったりと、結構過酷な天候の日もあったのですが、この一週間、本当にいいお天気でした。

今年は寒い冬だそうです。

皆様、くれぐれもお体にご自愛くださいね！


ちなみに、この『冬の色』パズル。並べ替えるとこんなふうにもなります。

みなさんはどっちが好きですか？

個展 終了！ ありがとうございました！

１２月２日日曜日午後５時に、パズル展としてのはじめての個展を終えることができました。

６日間で３００人以上の方にご来場いただきました。

本当にたくさんの方がじっくりとご覧になっておられました。

テーブルに置いたパズルで遊んで行かれた方も多く、本当に嬉しかったです。

用意はしたものの、誰もここに座ってパズルなんかやっていかないよね・・・と思っていましたが、嬉しい誤算でした。

みなさまからいただけた言葉を励みや糧にしてこれからも作り続けていきたいと思います。

本当にありがとうございました！


それから、土曜日には古くからの友人で作家の天童荒太氏が訪ねてくれました。

先月２２日に、新刊『歓喜の仔』が出版になり、取材やらなにやらで超多忙な中、わざわざサイン本を持ってやってきてくれました（もちろん自分でもとっくに買っていましたよ！）。

ゆっくりと時間をとって見ていってくれて、今回の『歓喜の仔』の出版元である幻冬舎のサイトの中で、天童氏が僕の個展のことを書いてくれていました。

http://www.facebook.com/kankinoko/posts/436897189697196

有り難くも身の引き締まる言葉の数々です！

本当にありがとう！


またここに新しいパズルを載せられるよう、作り始めます。

個展 ４日目 新作 インクの泡

個展も４日目が終わりました。

たくさんの方々から本当にありがたいコメントをいただきました。

それから、毎日笑顔で、お迎えお見送り下さる幸伸ギャラリーの益子さんにも心からスペシャルサンクスです。


写真のパズルは個展直前に制作し、アップしそこねていたものです。

カフェオレ色に濁った筆洗いの水の中でインブルーの筆を洗うときに出来た泡を描いてみました。

ギャラリーを入ると一番最初に飾ってあります。

個展の朝を動画にしました。

よかったら覗いてみてください。


http://www.youtube.com/watch?v=EbJVfIy5GBU&feature=youtu.be

個展 なか日

個展も三日目が終わり、あすから終盤です。

たくさんの方にご来場いただいています。

アンケートを実施し多くのご意見をいただきました。

これからの制作の参考となり、励みとなります。


よし、あと三日！がんばろう！

お近くの方は、是非お寄りくださいね！

個展 開催

いよいよ個展が始まります。

まだまだ完全に準備が終わったわけではなく、これからもう一息追い込んで・・・ふぅ！

かなりヒヤヒヤドキドキですが、たくさんの人に喜んでいただけたらという思いを詰め込みました。

お近くにお寄りの際は、是非のぞいてみてください！

入口にドカンと居座る巨大なソーマキューブが目印です！

たくさんの方のお越しを心からお待ちしております！

個展の案内

個展の案内状ができました。

拡大してご覧くださいね。

尚、２７日は夕方からささやかながらオープニングパーティーもやります。

たくさんの方が見に来て下さることを何より願っています。

きれいはきたない きたないはきれい

『綺麗は汚い　汚いは綺麗』というのは、たしかマザーグースに出てきた言葉だったと思います。

（今ネットで調べたら、「マクベス」にも出てくる有名なセリフだそうです。当然そっちは知りませんでした。）

高校生くらいの頃にはじめてマザーグースを読んで、この言葉がとても心に引っ掛かったのを覚えています。


子供の頃、泥だらけになって土の上に寝っ転がって見えていた景色はどれもとても綺麗でした。

時々、ピカピカの格好とかさせられると妙に後ろめたいような不自由になったような気がしていました。

そのこととこの言葉は関係ないのかもしれません。

ただ、こうして毎日色と向き合っていると、時々こんな色で塗りたくなってしまいます。

僕には、とても綺麗な色に見えるのです。

記憶の中

以前にどこかでこんな配色のポスターを見ました。

絵柄はよく覚えていないのですが、色のコントラストだけが記憶にあります。

深いブルーグレーに、オレンジと黄色が黒に縁どられてイラストが描かれていました。

色を作っているときも彩色しているときも出来上がりがうまくイメージできずに作っていました。

出来上がってみたら、なんだか芋虫みたいな図柄になってしまいました。

労多くして・・・ってやつですが、ちょっと面白いのでアップしてみました。

白

白のバリエーションです。

ひとつに集めると違った色に見えますが、一つ一つのピースを抜き取って眺めるとどれも白に見えます。

ほんのわずかに黒の入った・・・つまりグレーですよね・・・と純白を並べてじっと見ていると、純白の方は少し青みがかって見えたりします。

手元にあったスケッチブックやカレンダーの裏や名刺なんかを見ながら色を作りました。

写真ではわかりにくいかもしれません。

でも、本当に色って面白いですね。

エイジング 淡彩

淡い色でさらりと塗って、乾いたら紙やすりで研いでみます。

下塗りの白と木目が少しだけ浮き出てきます。

着なれたコーデュロイのズボンみたいな味わいです。

アトリエ と 庭の色

ずいぶん秋も深まり、我が家のシンボルツリーのハナミズキも紅葉を終えて葉を落としています。

手入れをする暇もなく雑草も目立つ庭ですが、よく見るとちゃんと息づいている命に気がつきます。

濃くなった土の上で枯葉をかぶり、それでも新芽を伸ばそうとする草花に元気をもらいます。

個展もせまってきて慌ただしさに拍車の掛かるアトリエです。

もともとサンルームとして作ったので秋の陽射しが燦々と入ります。

色を作るには光が多すぎるのですが、それにしても気持ちのいい陽射しです。

コントラスト

くっきりとしたコントラストで塗ってみました。

阪神タイガースのトレードマークのように見えてしまうのでもう少し色を加えるか変えるかした方がいいのかもしれません。

パズルとしてはクッキリとした色目で楽しめます。

実際に作ってみると、色を増やすより減らすほうが大変です。

市松 パステル

パステルで市松に塗り分けてみました。

１０ピースに対して２０色作ることになるのでちょっと制作には時間が掛かります。

しかし、遊んでみると隣り合う色を明暗で市松にすることを意識する分だけ難易度が上がりパズルとしての楽しみは増すことになります。

手間を惜しまずに作っていきたいな〜と、遊んでみながら思います。

モノトーン 白と黒

白と黒で柔らかなフォルムを作ってみました。

アブストラクトなんて言うほど込み入ったものではありません。

出来上がるとこんなふうです。

原色そのままの白と黒です。

色自体に力があリます。

何かをイメージしていたわけではないのですが、じっと見ているといろいろなものに見えてきます。

組み合わせ

一番上は、真っ白ではなくほんの少しだけ青や黄色が入っています。

雪の白を作ったつもりです。

二番目は、ちょっと濃い色・・・というか、汚い色を様々に作ってみました。

そして、二つを組み合わせてみるとちょっと面白い画面になります。

バランスを変えながらいろいろ試してみると本当に興味深いコントラストが楽しめます。

白はより白く、濃い色はより深く。

作ってみると、頭で想像したものをポンと越えていきます。

パステル メレンゲのお菓子

子供の頃よく食べていたお菓子にこんな色のお菓子がありました。

多分メレンゲで出来ていて（お菓子に詳しくないので、違っていたらごめんなさい！）、口に入れると必ずじゅーって吸って、甘く溶けていくのが楽しみだったお菓子です。

チョコレートのような豪華な甘さも、チューインガムのような食感の楽しみもない駄菓子でしたが、そのたよりない甘さと、このほのかな色合いがよくあっていました。

パレットの上で色をつくりながら、口の中で溶けていく感触とかすかにフルーツの香りの付いた甘さを思い出していました。

小さい秋 と 個展のお知らせ

小さい秋です。

くすんでいるけれど好きな色たちです。

大きなパズルに一緒くたにするより、こうして小さいサイズでひとつずつ完結している方が安心します。


さて、ここでお知らせです！

来月、１１月２７日（火曜日）から１２月２日（日曜日）までの６日間、銀座　幸伸ギャラリー　３Fにて個展を開催します。

これまでに作ったパズルを並べる予定です。

詳しい内容については、また改めてこのブログの中でお知らせしたいと思います。

是非、実物を見に来てくださいね！

エイジング 道具箱の中

週末、道具箱の中を整理しました。

色々なものが入っていて、片付ける度に驚いたりします。

箱の中で擦れた様々な道具たちがそれぞれの素材なりの表情でくたびれた色を見せてくれます。

ホコリを払っても雑巾で拭いても取れない汚れが付いているのですが、それはそれでなかなか頼もしいものです。

それらの色を再現するには、まだ何色も塗り重ねなくてはならないのですが、今日のところはここまで。

ひとピースづつ改めて塗っていくことにします。

市松 秋色

昨夜は肌寒く、初薪ストーブでした。

そこいら辺にある端材や木切れをちょっと燃やすだけで、部屋の中はほんのり暖かくなります。

お昼まで晴れ間もあったのですが午後からは曇り空。

枯葉の積もった庭や空を眺めながら市松模様で塗ってみました。

夏が長かった分、今年は秋が短そうです。

素朴なパターン ２

色もパターンもとても単純なのですが、意外に力のある表情になりました。

筆と塗料の相性も良く、エッジが出しやすかったことも幸いしたようです。

いつも色と格闘している気がしていますが、たまにはそばに居た色となかよくしてみるのもいいものですね。

原色

いつも作業台の上に、赤、青、黄、みどり、白、黒、の塗料のビンを並べ、ベニヤ板のパレットの上で色を作ります。

様々にテーマを決めて色を探すのですが、考えたら一度も原色のそのままで塗ったことがないことに気がつきました。

白や黒でさえほんの少し赤を混ぜたり黄色を足したりして塗っていたのです。

というわけで、今回は僕が使用している原色そのままが６色並んでいます。

グレー、茶、オレンジは、もちろん混色です。

これを眺めていたら、昔初めて手にしたパズルのことを思い出しました。

ちょっと懐かしい気分になりました。

みどり

みどり色のバリエーションで作ってみました。

ピースひとつひとつを抜き出して、何色かと言われれば明らかにみどりなのですが、ケースの中に収めると互いに補色し合うのか違う色に見えます。

どの形のピースをどんな色で塗るかもいつも悩ましい事柄の一つです。

いつも悩みながら楽しみながら作っています。

街 その３

小さな木切れの角を落とし屋根に見立て、屋根を塗り壁を塗り、そして窓を描いて建物にしていくのはとても楽しい作業です。

パズルの制約の中で並べ替えながら、それぞれの建物に住む人や出入りする人々のことを想ったりします。。

じっと眺めていると、このおもちゃの街にも朝があり昼があり、そして夜があって季節がめぐるような気がしてくるのはとてもいいものです。

パズルらしく 二色

７X７ブロックの構成だと半分で色を切り替えるわけにいかないのが残念です。

ただ二色にするだけで、ちょっと難易度が上がり、そして色がくっきりと美しく見えます。

今回はオーソドックスな色で作りましたが、デパートなんかを覗くと二色の組み合わせはどんどん新しいバリエーションが出てきている気がします。

次は新しい組み合わせにチャレンジしたいと思います。

モノトーンで柄を描いてみる

カフェオレ色の地味なベースに、モノトーンで柄を描いてみました。

植物に見えなくもないけれど、何かと言われると困るようなランダムなモチーフです。

ひとつのピースに思いつくまま描いてみて、面白そうだったのでひとケースにまとめてみました。

派手でも地味でもない、なんとも不思議な表情です。

ピースだけの時の表情。ケースに収めた時の表情。

それぞれに違う気がします。

秋深し

あんなに暑かった夏も次のページを開いたみたいにはらりと終わり、あっという間にすっかり秋になりました。

冬物の服を見ながら「あ〜、去年はこんな服を着てたんだっけ」と思ったりしています。

秋の色で１３色。

新しいセーターの色をを選ぶみたいに色を作ってみました。

欲しい色がありますか？

水玉模様 ２

水玉模様は、以前に白黒で作っています。

その時は失敗作のような気がしていたのですが、見ていただいた方には意外に人気がありました。

今回、水玉模様のバリエーションを作るにあたってホンワカした色の組み合わせにしようと思ってやってみたのですが・・・ちょっとホンワカし過ぎ？（汗）

白黒の水玉だとヘプバーンがワンピースの柄に選びそうだけど、これ、なんだかベビー服のパンツみたい・・というよりそのまんまですよね！

暑い暑い夏が過ぎたかと思ったらいきなり冷たい風が吹き始めたので、これも良いってことにしておきます。

気に入ってくれる人もいるかもしれませんよね。

ソーマキューブ 二色

ソーマキューブを２セット作りました。

ひとつは黒。もうひとつは少し黒の入った赤です。

こうして二色を組み合わせて組んでみると、とても力のある色であることに改めて気づきます。

美しくて完結しているのだけれど、じっと見ているとその内側になんだかとんでもないモノが隠れているような気がしてきます。

良いんだか悪いんだか、おもちゃとして・・・。

素朴なパターン １

素焼きの壺やなんかに手描きされた素朴な味わいのある模様をイメージしています。

つや消しのミルク色に、薄墨色と柿色です。

温かみのある雰囲気に仕上がりました。

このパターンの柄は図形的に均等な線が引けないために敢えて手描きにしました。

この次はちょっとパターンを変えてキリッとした線で描いてみます。

ふちどり

写真の感じと事物では若干色合いが違っていますが、このグリーンは単色だとあまり冴えない色でした。

塗ってはみたものの、長い間ケースに入れたままになっていたのです。

ふと思い立って黒でふちどりをしてみました。

色がきりっと立ちます。

ふちどりの幅もいろいろ試してみましたが、これくらい細いほうがいいようです。

単色のバリエーションが無数にあり、その中からたった２色を選んでもこんなに表情が変わります。

このシンプルなパズルの画面の中で、まだまだ試したいことがたくさんあります。

楽しみにしていただけると嬉しいです！

パズル 難易度UP！ ２

ちょっとパズルらしく。

少しだけ難易度を上げるためにラインを入れてみました。

たったこれだけのことですが、制約ができた分難しくなります。

制約が多過ぎるとジグソーパズルになってしまいます。

ジグソーパズルのように楽しむにはピースが少なすぎますよね。


ともかく、紫のピースにヨレヨレの白いラインはなんだかとっても似合っている気がします。