分離派(セセッション)は19世紀の終わりにウィーンで起こった芸術活動です。
調べると、クリムトだのエゴン・シーレだのウィトゲンシュタインのお父さんだのそうそうたる名前が並びますが、世紀末の退廃的な空気に乗っかって美しいデザインの工業製品もたくさん生まれています。
アールヌーボーともアールデコとも違う色使いやフォルムが大好きです。
このパズルが分離派をモチーフにしたと言ったら怒られるかもしれません。
一度だけオーストリアを訪ねたことがあります。
ウィーンもザルツブルクもグラーツも、それはそれは素敵な街でした。
新しいものと古いものがとてもいい形で混在していました。
今も続いているという分離派の影響が、あの街で見た建築や工業製品や美術のどこに残っているのか、つぶさに特定はできませんが、居心地のいい素敵な街を広く覆っている気はしたのでした。
わずか三色構成のシンプルなピースです。
並べ替えたほうが面白い画面かもしれません。